本委員会は、これまでの研究を踏まえ、文化と我々日本人がどのようにともに歩むべきか、そして京都にいる我々は、今、何を成すべきなのかを考えていく。

本年度は昨年度に共有した認識を基とし、文化の担い手となって活動される方々や団体、文化庁などの行政と協力し、より有機的・総合的に活かしていくためにはどうあるべきなのか、それぞれが力を出すことでどのような発信ができるのか検討していく。

また、「共創」についても具体的な内容と適切な方法を検討する必要がある。現段階での一案としては、「人を創ること」を念頭に置いた高等教育などの場における文化教育や事業の在り方が挙げられる。また、京都経済同友会ならではの歴史と実践を活用し、文化庁職員がこれらの取り組みに対してより深く理解できる場の提供についても議論を深め、今後の具体的な提言に向けて活動を重ねていきたい。