文化の発信を考える研究委員会
事業計画
2022年5月に京都を訪れた岸田首相は、文化庁の京都移転を目前にして「京都は文化の背景に生活・歴史の積み重ねがある。その京都に文化庁が来て、世界に発信する。間違いなく発信の重み、厚みに繋がる」と述べられた。
2023年3月、文化庁は京都での業務を開始し、5月には本格稼働する。このようななかで、京都での経済活動を担っている私たち企業家や組織人は、一層視野を広げる必要があると感じている。私たちは経済人として、日々の活動に、より大きな社会的責任を担う必要が深まるのではないか。
「日本文化を京都から発信する」とはどのようなことを意味するのか。「東京では成し得なかった、厚みや重みのある発信力とは」どのような力なのか。「生活、歴史の積み重ね」が醸し出す力とはどのようなことか。日々の業務を重ねていくなかで、今一度足元を見つめ直す必要性を感じ、柔軟な視点をもって客観的に自らを見直してみたいと切望している。そして経験豊かな私たちが、次世代に語りかけていく説得力をもつ必要があると考える。
長い歴史のなかで数多くの文化的潮流を繰り広げてきた京都。創造と革新が生み出してきた伝統と品質。その歴史と知恵を学び、自らの可能性に気付き、責任と自信をもって国の内外に発信していくダイナミズムを、次世代を巻き込みながら展開していきたい。
本会が考える「文化の発信」が次なる文化力としてうねりを起こすことを願い、各部会・委員会との連携も意識しつつ活動していく。
役員
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- 委員長
- 畑 正高株式会社 松栄堂
代表取締役社長
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- 副委員長
- 岡村 充泰株式会社 ウエダ本社
代表取締役社長 納屋 嘉人株式会社 淡交社
代表取締役会長 岩崎 一也株式会社 岩崎商店
代表取締役社長 岸 律子有限会社 ケイ・アソシエイツ
会長