観光と京都経済を考える委員会
事業計画
近年急速に増加した訪日観光客が話題にあがるなか、京都を含めた人気の観光地では相当の混雑やそれに伴うトラブルが発生し、社会問題となっている。オーバーツーリズムという表現が使用されるようになった2016年頃から注目されるこの問題は、京都においてもインフラのオーバーロードを引き起こして地域住民の不利益に繋がっている。また、観光体験の悪化から京都観光の日本人離れを引き起こし、加えて、大手流通業者などの京都への出店攻勢を受けた地元企業の疲弊を招いている。
ひろく各地の都市政策を俯瞰したとき、かつては観光推進策を強く推し進めたところでも、期待した地域の活性化には繋がらず、結果的に地域経済の衰退を招く事例が散見される。ひるがえって、今まさに京都の観光政策と地域経済の持続可能な発展の道筋を模索する必要を感じることが、本委員会の課題意識である。
委員会の活動においては、まず、多角的なアプローチから京都の観光問題の課題を抽出、深掘りし、各都市の実証的な研究や成果を紐解いて解決策を模索、観光客と地域住民、そして地元経済が持続可能な発展を遂げる、京都が輝く未来のモデルの構築に向けた知見を研究することをその目的とする。
役員
委員長
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- 北條 達人
- 京都むらさきの総合税理士法人 代表社員・所長税理士
副委員長
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- 狩野 一成
- 株式会社 狩野コーポレーション 代表取締役社長
担当幹事
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- 齋藤 篤史
- 株式会社 東洋設計事務所 代表取締役社長
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- 武田 知也
- 株式会社 テイスト 代表取締役社長
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- 中村 省悟
- 株式会社 中村藤𠮷本店 代表取締役