学生と京都のコミュニティを考える委員会 第1回委員会を開催

2015.11.06イベント・会合

学生と京都のコミュニティを考える委員会(委員長:土山雅之氏)では、2015年11月6日(金)、京都東急ホテルにおいて、第1回委員会を開催した。参加者は、本会会員の他、行政、大学関係者、留学生・学生等の約100名。また、留学生は、中国、アメリカ、フランス、イラン、ベナン等の9か国16名の方々が参加し、国際色豊かな雰囲気となった。

 

まず土山委員長より、本委員会の活動目的は、観光や祭り等の「京都コンテンツ」を活用し、優秀な留学生・学生を育成することであるとの説明があった。さらに、本委員会を、留学生・学生および産学公民との対話・討議を通し、一緒に考えていく場にしたいとの意向を示した。

その後、講師の前川佳一氏(京都大学経営管理大学院 特定准教授)より、「学生と考える、新しいインバウンドビジネス」をテーマに講演いただいた。講演では、本会の今期の活動テーマである「イノベーション」について説明があり、イノベーションにおいては、発明やアイデア自体ではなく、それらを具体的な成果に繋げることが重要であると述べられた。続いて、ハーズバーグの「2要因理論(満足を高める要因と不満足を引き起こす要因は異なる)」の考え方を観光分野に当てはめ説明された。

その後、京都の観光に関する「外国人の不満要因とその対策」「外国人の満足要因のアイデアとその実現方法」について、グループごとにディスカッションを行った。ディスカッション結果については、「多言語対応のタブレット」「情報SNS」等の不満を解消する対策についての発表以外に、「外国人等の多様な人の考えを知るためには、このように交流できる場は必要。今回参加できて良かった。」との学生からの発言もあり、大変有意義な委員会となった。

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